ゴミだろうと発表する

名前をやっぱり戻しました

過去のことを思い出すことが少ない(円野さんの記事を読んで)

こんにちは、ミデモです。

 

前からなんですが、購読しているリストからブログを読むことを熱心にやっています。昔ただの1ブクマカだったときは、人気のとこに入ってきたものを読むばかりでした(しかも役立ちそうな記事ばかりを読んでいた)。

 

今購読しているリストから読みに行くブログは、なんというか、少し身近に感じる(一方的に申し訳ないのですが)記事が多く、個人的なことを綴っている方も多いです。

 

そこで気づいたんですが、皆さん過去のことをよく覚えてらっしゃる。

 

私は正直現在のことで頭の容量がいっぱいなのか(仕事のこととか、賞味期限のきれそうな食材のこととか、何をするとストレスが解消されるかとか、マンガのストーリーのこととかを考えています)、過去のことを思い出すことがほとんどありません。

 

思い出そうとして出てくるのか、自信がないです。

 

そんなことを漠然と思っていた折、円野さんのこの記事を読みました。

www.ma-corpus.com

 

円野さんの思い出の記事を読むと、「そう言えば自分も...」というエピソードが想起されます。その時思ったことなどを説明するのがとてもお上手だからでしょうか。

この記事を読んで、思い出したエピソードがあります。

 

私が高校生の時です。

特に仲よくしていた、S村君という人がいました。

 

S村君は「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」というマンガの大ファンで、いつも笑いについて真剣に考えている、天パーのヒョロヒョロ小柄少年です。

 

そのS村君が、あれは何だっけな、数学の授業の時だったかな?

「ミデモ、トイレに行きたくなった」

とささやいてきました(前後の席だったのです)

 

私は(なぜそんなことを報告してくるんだ...)と思ったのですが

「そうなんだ、行けばいいのでは」

みたいなことを返しました。

 

「しかも大の方だ」

S村君は続けて報告してきます。

大の方か...それは辛いな。トイレ行くって言いづらいのもよくわかる。

 

「次は美術の時間だから、移動に余裕がある。教室から最も近いトイレは混むから、別の校舎まで行くつもりだ...」

 

そ、そうなんだ...計画の詳細まで教えてくれなくていいよ別に...

 

「着いてきてくれ」

 

「えっ?何で?」

 

授業中なのに普通の声で返してしまいました。

S村君は少し考えてこう答えました。

 

「何でだろうな...」

 

わからないんだ。まあいいけど。

 

そして後ろで小刻みに震動するS村君が気になりつつ、授業が終わりました。

 

S村君はバッ!と音がするぐらいの勢いで教室を出ます。

 

すごい速い。着いていくのが大変だ。

 

そして廊下を全力で走って、渡り廊下にさしかかりました。

 

私は、意外かどうかわからないのですが、まあまあ足が速い方です。クラスでは1番速かったかな。S村君はどちらかというと遅い方でした。

 

渡り廊下はけっこう距離があります。S村君と私は全力で走っていました。

私もよくわからないんですが、全力で走っていました。

 

でも、全力で走ってるのに、S村君との差がぐんぐん開いていくんです。しかもなんか、陸上選手みたいなすごい綺麗なフォームで走っている。

 

差がどんどん開く。本当に、本当に速い。

 

私は爆笑してしまって、着いていけなくなりました。

何が面白いのかわからないんですが、やはりトイレに行くために潜在能力が解放されたかも...というところなんでしょうか。

 

しばらくして、スッキリした顔のS村君が戻ってきて「何で笑ってんの?」と話しかけてきました(ずっと笑ってたのです)

 

後日、体育があったんですが、やはり私の方が足は速かったです。

人の潜在能力について考えさせられた事件でした。

 

いやー、懐かしいな。円野さんのエピソードとは全く関係ないんですが、本当になぜか思い出したので書きました(円野さんすいません)

 

ではでは(本当円野さんすいません)